写真館の証明写真は照明が違う
2021/04/01
写真は光を当てれば写ります。問題はその光の質と当て方です。写真スタジオのライティングは、太陽光に近いストロボ光を大きな面積で照射するのが特徴です。デジタルカメラの内蔵ストロボや直結型の小型ストロボとは光る面積が違います。
【左からカメラ内蔵型、外付け型、スタジオ用各サイズ】
どのくらい面積が違うかというと、数百倍から数千倍。アマチュア用のストロボでは強い影が出ますが、スタジオ用のストロボでは強い影はほとんど出ません。出てもグラデーションのある柔らかい影です。
人物を撮るときの光源の幅は、肩幅の約2倍は必要とされています。体の左右から光を回り込ませるためです。このくらい大きな光源でないと、体のどこかやスクリーンに不自然な強い影ができやすくなります。
影はただ消せばいいというものでもありません。全く無影のフラットな光では、メリハリや立体感のない写真になりがちです。顔や体の左右に明暗差があってはじめて立体的な写真になります。そのためには大きな面積の光源が2つは必要です。
さらに頭や肩が丸くて厚みがあるのを表現するために、上からのライトも重要です。つまり大きな面積の光源が3つ揃うことで、写真スタジオらしい照明になるわけす。
ディノでは、この全身を撮影する照明設備を使って、証明写真を撮影しています。しかも熟練者がアドバイスしながら多ショット撮影します。
アマチュア用のデジカメやボックス型の証明写真機と写りが違う理由をご理解いただけたでしょうか?
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